ぬくもりが消えぬ間に…(恋煩い驀進チウ・深いため息)
2003年2月22日火曜日、たいちが電車に乗ってなくて寂しかったと書いた。
翌日の水曜日、乗り換え駅で私が電車を待っているとたいちが!
ほら、人って他人の目を意識しないとけっこうぼーっとしてまぬけな顔しませんか? 少なくとも私はそう。
芸能人とかだといつも人に見られてるって意識からか普段から顔作ってたり。
乗車ポイントで私の視界に飛び込んできたたいちときたら!!
「顔つくってやんの!」←ここ特大フォントで。
もちろん、たいちを待ちうける私も顔作ってるし(笑)。
逆の場合もそう。たいちが先に乗車ポイントに立ってるときも、
遠くから彼の姿を認識した途端、三割増しスマした顔します、俺(笑)。
で、お互い、相手の存在を気にして(←ここ、希望的観測)わざと目の焦点は合わせず。
つーか、意識しすぎて顔まともに見れないの…。
朝からたいちに会えた日は気分もいいし、仕事も楽しくやれる。
木曜日もたいちを見かけなくてすごくつまんなかった。ほんのわずかな時間だし
特に会話を交わすわけでもないのに。
週末が近づいてきた。今日は金曜日。私は土日休みだから金曜にたいちの顔見れないと
月曜まで三日間もたいち欠乏状態。ツライ。
乗換える前の電車の中で降り際すでにたいちの存在確認。一日ぶり!
終点なので全員が電車を降り、ホームはあっという間に人で溢れかえる。
私は急ぐでもなくたいちの後ろ頭を目で追いながら乗車ポイントへと歩く。
人波に紛れてたいちの姿を見失ってしまった。でも大丈夫。ほら、たいちはいつもの乗車ポイントに凛々しい表情で立っている。
眼の端でその様子を捕らえ、私は控えめにたいちの後ろ付近に並ぶ。
乗換え電車がホームに入ってきて私の髪を揺らす。人々が静かに数歩前に出る。
と! ここでいつもと違う状態に。
通常、たいちは私が降りる駅より後に降りる。
私の降りる駅は別の路線への乗換え駅であるため非常に多くの人が降りる。
故に、たいちはなるだけ中ほどに乗ろうとし、私は降りやすいようにドア近くに乗るようにしている。
今日も立ち位置はたいちの方が前だったのになぜかゆっくりのんびりとしている。
私は後ろの人に圧されて電車中ほどへおしこまれる。
ドア付近で横に並ぶように乗りこむと。
たいち、私の左隣に立っていました(小声で)。
ドア付近。私の降りる駅でかなり人の邪魔になりそうな位置。
人の多さにつり革に掴ることができず、私は緊張して俯き、たいちの隣に立っていました。
電車が揺れるたびに、フカキョンなみの私の二の腕が(今日はシリアスでいこうと思ってたのにやはり無理やったな!)
たいちの右腕にぶつかります。すごい密着度。
息遣いどころの騒ぎではありません。
たいちは左手でつり革を掴んでいるので(握る部分の上を掴んでる。腕の長さが
余ってる、っぽく)右腕はカバン持ってて伸ばしてる状態。
肩から肘の辺りまでがねっとり、ぐっちょり密着しております(鼻血)。
コート越しにたいちの体温が伝わってまいります。
もうね、ヤツは確信犯だと思った。
気のせい? すっとこどっこいで頭のおかしい女の
白昼夢かもしれません。
でも乗るタイミングを計っていたように見えたし、電車がたいち側と反対のほうに揺れて体が大きくかしぐと、腕を伸ばして引き戻してくれそうなオーラがムンムンと。
私も、もう少しで揺れにまかせて抱きついてしまおうかと本能を抑えつけるのに必死。
ここでちょっと話題を変えて。
今の派遣先は男性社員がすごく多いので、私は最近いろいろなタイプの男をじっくり観察できるのだけど、短い期間の派遣社員とはいえ、女には変わりなく。
何人かの男性が私に興味津々。これ、自慢でもうぬぼれでもありません。
好きでない男に好かれても迷惑なだけ。
少なくとも部長は私にめろめろ(笑)。しきりに気にしてくれるし必要もないのにジュースご馳走してくれたり、出勤初日は昼飯までゴチに。
普通、期間限定の派遣社員にメシなんかおごらんって。本人も言うてましたけど。
男性社員もいちいち視線を感じる、デスクの横通るときとか。気のせいではないです。視線感じて顔上げると目が合うもの。
社内で一番嫌いなタイプの男は、ちょっと小太りでメガネかけてる人。
容姿もちょっとノーサンキュー(ほら、俺面食いやし)やけどモテナイオーラぷんぷん。
なんだろ、はしゃぎすぎ?
一人で大きな声だして笑ったり、勘違い外国人的リアクション(ノォーウ!! とか。サムすぎて震えが止まらない)。
きっとお笑い好きで、自分はおもろい男や、って勘違いしてて。
決定的嫌いポイントは、九州人をバカにしたかのエセ博多弁。
初めてそいつに仕事頼まれたとき、私が九州出身だとどこかで仕入れたらしく聴くに耐えない博多弁で話しかけてきて。
モーレツあぴーる。「俺こんなにおもろいよ!」て。気さくやで、って。
いや、サムいし、マジ生理的に苦手。
他の女性社員と話してるの聴いても全く普通。
どっちか言うととりすましたしゃべりやし。
話が横道にそれまくりましたが何を言いたかったかと言うと。
「モテるオトコ」と「モテないオトコ」の違い。
余裕、っていうか、自信っていうか。
恋愛というゲームを楽しめるか、いっぱいいっぱいか。
よだれたらして追い掛けまくるか、巧妙に罠をしかけて気づいたら雁字搦め。
余裕が感じられるんです、たいちには。
あれだけのルックス、きっとモテモテ。
女に不自由したことないに違いありません。
狙った獲物は逃がさない的なハンター体質と、深追いしない潔さ。がっついてない。
電車内に場所移動。
視線を泳がせながら眼の端でたいちチェック。
身長はほんと高いです。つっても180はなさそうだけど。
そうね、ちょうど私の目線がたいちの肩ぐらい。
のど仏にキスするのにちょうどいい(笑)。
私のフカキョンなみの二の腕(しつこい、モノは言い様)が圧し付けられた二の腕は
がっちりして逞しいカンジ(想像)。
学生時代の部活はサッカーってより野球か。
どちらかというと上半身のほうが逞しい、かな。
嗚呼。今思い出してもあの息詰まる時間。
これが意識もなにもしてないおっさんとかだったら
同じ密着もウザくキモく感じていたことでしょう。
相手が彼だというだけで。あっという間に満員電車が二人だけの空間に。
緊張しまくりで顔もあげられません。年食ったウブは始末におえない。
降り際、やはりあんなドア近くに立っていたたいちは降りる人々をやり過ごす。
私は彼の背後をすり抜けながら妙な喪失感を感じて身震いした。
しばらくはたいちのぬくもりが残っていた左半身がシンシンと冷える。
会社に着いてコートを脱いで。仕事に取り掛かる前のほんのちょっとの時間。
スイッチをオンにして、働くための思考回路に切り換えるべき時間。
だのに、出るのは深いため息ばかり。
今日一日、全く仕事が手につきませんでした。
切なくて苦しくて。彼のことなんにも知らないし
会話したこともないのに。
オトコマエだというだけで。太一に似てると言うだけで。私はどうしてしまったのか。
密着がいけませんでした。踊り子さんに触れてはいけないのです。
ただの片思いで終わるはずでした。面食い女のオトコマエちぇっくってだけ。
いや、これは全て私の思い過ごしでしょう。
さぁさみなさん、笑ってください。
そうとう人肌に飢えてるみたいです。
親元を離れて遠い街での暮らし、ポチたま見て
号泣、実家の犬に死ぬほど会いたい。
パソコンの画面が曇って見えづらいのは花粉症のせいではありません。
忘れてしまうのがいいのはわかってる。
これ以上深入りしないうちに。
車両を変えるだけ、ちょっと早い電車に乗るだけ。
それをできないだろう自分は弱い人間です。
翌日の水曜日、乗り換え駅で私が電車を待っているとたいちが!
ほら、人って他人の目を意識しないとけっこうぼーっとしてまぬけな顔しませんか? 少なくとも私はそう。
芸能人とかだといつも人に見られてるって意識からか普段から顔作ってたり。
乗車ポイントで私の視界に飛び込んできたたいちときたら!!
「顔つくってやんの!」←ここ特大フォントで。
もちろん、たいちを待ちうける私も顔作ってるし(笑)。
逆の場合もそう。たいちが先に乗車ポイントに立ってるときも、
遠くから彼の姿を認識した途端、三割増しスマした顔します、俺(笑)。
で、お互い、相手の存在を気にして(←ここ、希望的観測)わざと目の焦点は合わせず。
つーか、意識しすぎて顔まともに見れないの…。
朝からたいちに会えた日は気分もいいし、仕事も楽しくやれる。
木曜日もたいちを見かけなくてすごくつまんなかった。ほんのわずかな時間だし
特に会話を交わすわけでもないのに。
週末が近づいてきた。今日は金曜日。私は土日休みだから金曜にたいちの顔見れないと
月曜まで三日間もたいち欠乏状態。ツライ。
乗換える前の電車の中で降り際すでにたいちの存在確認。一日ぶり!
終点なので全員が電車を降り、ホームはあっという間に人で溢れかえる。
私は急ぐでもなくたいちの後ろ頭を目で追いながら乗車ポイントへと歩く。
人波に紛れてたいちの姿を見失ってしまった。でも大丈夫。ほら、たいちはいつもの乗車ポイントに凛々しい表情で立っている。
眼の端でその様子を捕らえ、私は控えめにたいちの後ろ付近に並ぶ。
乗換え電車がホームに入ってきて私の髪を揺らす。人々が静かに数歩前に出る。
と! ここでいつもと違う状態に。
通常、たいちは私が降りる駅より後に降りる。
私の降りる駅は別の路線への乗換え駅であるため非常に多くの人が降りる。
故に、たいちはなるだけ中ほどに乗ろうとし、私は降りやすいようにドア近くに乗るようにしている。
今日も立ち位置はたいちの方が前だったのになぜかゆっくりのんびりとしている。
私は後ろの人に圧されて電車中ほどへおしこまれる。
ドア付近で横に並ぶように乗りこむと。
たいち、私の左隣に立っていました(小声で)。
ドア付近。私の降りる駅でかなり人の邪魔になりそうな位置。
人の多さにつり革に掴ることができず、私は緊張して俯き、たいちの隣に立っていました。
電車が揺れるたびに、フカキョンなみの私の二の腕が(今日はシリアスでいこうと思ってたのにやはり無理やったな!)
たいちの右腕にぶつかります。すごい密着度。
息遣いどころの騒ぎではありません。
たいちは左手でつり革を掴んでいるので(握る部分の上を掴んでる。腕の長さが
余ってる、っぽく)右腕はカバン持ってて伸ばしてる状態。
肩から肘の辺りまでがねっとり、ぐっちょり密着しております(鼻血)。
コート越しにたいちの体温が伝わってまいります。
もうね、ヤツは確信犯だと思った。
気のせい? すっとこどっこいで頭のおかしい女の
白昼夢かもしれません。
でも乗るタイミングを計っていたように見えたし、電車がたいち側と反対のほうに揺れて体が大きくかしぐと、腕を伸ばして引き戻してくれそうなオーラがムンムンと。
私も、もう少しで揺れにまかせて抱きついてしまおうかと本能を抑えつけるのに必死。
ここでちょっと話題を変えて。
今の派遣先は男性社員がすごく多いので、私は最近いろいろなタイプの男をじっくり観察できるのだけど、短い期間の派遣社員とはいえ、女には変わりなく。
何人かの男性が私に興味津々。これ、自慢でもうぬぼれでもありません。
好きでない男に好かれても迷惑なだけ。
少なくとも部長は私にめろめろ(笑)。しきりに気にしてくれるし必要もないのにジュースご馳走してくれたり、出勤初日は昼飯までゴチに。
普通、期間限定の派遣社員にメシなんかおごらんって。本人も言うてましたけど。
男性社員もいちいち視線を感じる、デスクの横通るときとか。気のせいではないです。視線感じて顔上げると目が合うもの。
社内で一番嫌いなタイプの男は、ちょっと小太りでメガネかけてる人。
容姿もちょっとノーサンキュー(ほら、俺面食いやし)やけどモテナイオーラぷんぷん。
なんだろ、はしゃぎすぎ?
一人で大きな声だして笑ったり、勘違い外国人的リアクション(ノォーウ!! とか。サムすぎて震えが止まらない)。
きっとお笑い好きで、自分はおもろい男や、って勘違いしてて。
決定的嫌いポイントは、九州人をバカにしたかのエセ博多弁。
初めてそいつに仕事頼まれたとき、私が九州出身だとどこかで仕入れたらしく聴くに耐えない博多弁で話しかけてきて。
モーレツあぴーる。「俺こんなにおもろいよ!」て。気さくやで、って。
いや、サムいし、マジ生理的に苦手。
他の女性社員と話してるの聴いても全く普通。
どっちか言うととりすましたしゃべりやし。
話が横道にそれまくりましたが何を言いたかったかと言うと。
「モテるオトコ」と「モテないオトコ」の違い。
余裕、っていうか、自信っていうか。
恋愛というゲームを楽しめるか、いっぱいいっぱいか。
よだれたらして追い掛けまくるか、巧妙に罠をしかけて気づいたら雁字搦め。
余裕が感じられるんです、たいちには。
あれだけのルックス、きっとモテモテ。
女に不自由したことないに違いありません。
狙った獲物は逃がさない的なハンター体質と、深追いしない潔さ。がっついてない。
電車内に場所移動。
視線を泳がせながら眼の端でたいちチェック。
身長はほんと高いです。つっても180はなさそうだけど。
そうね、ちょうど私の目線がたいちの肩ぐらい。
のど仏にキスするのにちょうどいい(笑)。
私のフカキョンなみの二の腕(しつこい、モノは言い様)が圧し付けられた二の腕は
がっちりして逞しいカンジ(想像)。
学生時代の部活はサッカーってより野球か。
どちらかというと上半身のほうが逞しい、かな。
嗚呼。今思い出してもあの息詰まる時間。
これが意識もなにもしてないおっさんとかだったら
同じ密着もウザくキモく感じていたことでしょう。
相手が彼だというだけで。あっという間に満員電車が二人だけの空間に。
緊張しまくりで顔もあげられません。年食ったウブは始末におえない。
降り際、やはりあんなドア近くに立っていたたいちは降りる人々をやり過ごす。
私は彼の背後をすり抜けながら妙な喪失感を感じて身震いした。
しばらくはたいちのぬくもりが残っていた左半身がシンシンと冷える。
会社に着いてコートを脱いで。仕事に取り掛かる前のほんのちょっとの時間。
スイッチをオンにして、働くための思考回路に切り換えるべき時間。
だのに、出るのは深いため息ばかり。
今日一日、全く仕事が手につきませんでした。
切なくて苦しくて。彼のことなんにも知らないし
会話したこともないのに。
オトコマエだというだけで。太一に似てると言うだけで。私はどうしてしまったのか。
密着がいけませんでした。踊り子さんに触れてはいけないのです。
ただの片思いで終わるはずでした。面食い女のオトコマエちぇっくってだけ。
いや、これは全て私の思い過ごしでしょう。
さぁさみなさん、笑ってください。
そうとう人肌に飢えてるみたいです。
親元を離れて遠い街での暮らし、ポチたま見て
号泣、実家の犬に死ぬほど会いたい。
パソコンの画面が曇って見えづらいのは花粉症のせいではありません。
忘れてしまうのがいいのはわかってる。
これ以上深入りしないうちに。
車両を変えるだけ、ちょっと早い電車に乗るだけ。
それをできないだろう自分は弱い人間です。
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