日本の片隅で愛をさけぶよ…。
ひとりぼっちのハブラシ。
本当にひとりぼっちになってしまいました…。

もちろん、実家には両親が健在ですし、兄弟も幸せな家庭を築くものもいますし。
友達も元気そうにしています。
ここで言う”ひとりぼっち”とは、本当の意味での一人暮しになってしまったと言うこと。
1年半前? に関東に引っ越して来たときは、11匹もの大家族が一緒でした。
先日、最後の1匹がとうとうお星様に。
ライブだ遊びだとなかなかに忙しく、加えて自分でせねば致し方ない家事全般もあり、実家にぬくぬくと暮していたときよりは随分と世話もずさんになっていました。
一人暮しのペット事情としまして、夏場は特に経済的打撃が。
自分が部屋にいない日中も、常にエアコンをフル稼働しておかないと、体の小さな小動物にはそうとうに堪えるようで。
自分一人なら窓全開で真っ裸でいたっていいですが、毛皮を着た彼らにそれを強要するのは酷な事で。
停電でエアコンスイッチ切れてないやろな、とか、給水機の水腐ってないやろか、とか。
外出中も気を揉むことが多く。

一人になった今、ある意味苦痛でさえあった「彼らに対する心配事」が霧散しました。
同居人(愛するペットたち)に注ぐ愛情(掃除や給餌の世話)が必要なくなり肩の荷が降りたと同時に。
空になったケージに漂うむなしさ。
ひとりであるということは気楽この上なく。
しかし心配事がなくなると言う事は、愛するものを失うということでもあるのです。

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セカチュー劇場版を見ていない&原作本も読んでいないのでどこまで正確に把握しているのか自信がありません。
ドラマはギリ、見てますね、綾瀬はるかちゃん萌。
朝、泣きながら目が覚めるというくだりがあったと思うのですが。

先日夢を見て目覚めました。最近は覚えていなかったことがほとんどでしたが。
実家で飼っていた犬にものすごい量のノミが発生し、その犬を抱きしめながら必死でノミを駆除してる夢なんです。
7月上旬に実家に帰ってましたけども。
飼い始めて14年目の愛犬がいなくなっていました。


電車やバスを乗り継いで田舎丸出しの実家に帰りつきましたところ、誰もいませんでした。
留守番している2匹の犬が出迎えてくれるはずだったのです。
しばらくぶりに顔を出した私を覚えておらず、とりあえず「不審者め!」と吠えかかってきて
声をかけると「アレ? もしかして姉さん?」と恐る恐る近づいてくる。
去年の11月に帰ったときは、2匹揃って同じリアクションで迎えてくれました。
それなのに。
今回は1匹だけが出迎えてくれて。
私が愛してやまない、子供のように、弟のように愛していた子がどこにもいないのです。
犬も同時に数匹飼ってますと、その性格の違いは歴然。
本犬の家族設定(兄弟が多いと食い意地がはって気が強い)や、本来の性格(あまえんぼ、気弱、根性があるなど)もあり
子供を育てるときと同じくらい、その子にあった接し方をしないといけません。
私の愛する子は二人兄弟だったため、母親のお乳も充分にあったので気がやさしく、照れ屋で弱虫、あまえんぼなのに飼い主にはええカッコして見せたい見栄っ張りな子でした。
後に弟分としてやってきた子が多兄弟で育った中で一番力も強く、誰よりも愛されようと必死になっていたのに比べると、控え目で大人しく、自分より体の小さな弟分のわがままを受け入れるような大人で。
弟分がうちに来るまでは、私たち家族の愛情をひとり占めに、なに不自由なく暮していて。
そのせいでおおらかで気持ちの優しい、しかし番犬としても最高の賢い子でした。
この子はまた、近所でも評判のオトコマエでして。
犬を飼っていないおうちの人からも必要以上にかわいがられ、オヤツをもらったりなでてもらったり。
なついていると見せかけて、家族以外の人とは決して散歩に行く事はしない頑固な一面も。
飼い主冥利につきるというものでしょう。あの散歩好きな子がですから。

もう忘れないといけないのでしょう。
ペットロス。いつまでも思い出して涙に暮れるのは、天国に行くのを引き止めてると本で読んだ事があります。
愛しい子は、6月の雷のひどい日、あまりに怖くて大騒ぎしたので母がリードをはずしてあげた途端に我が家を去ったそうです。
すぐに帰ってくると思いこんでいた母は、後でそうとうに後悔し探し回ったそうですがどこにも姿がなく。
犬は三日飼うと恩を忘れないといいます。
私の記憶の中のあの子は、元気で毛艶の良いオトコマエでしたが寄る年波には勝てず最近では足を引きずっていました。
甥を映したビデオの片隅に、愛するあの子が映っていて。
変わり果てたその姿。
ペットは人間よりも確実に早く年を取り、確実に早く死んでいくのです。
今回の帰省は、甥っ子姪っ子に会いに行くのと同時に、愛するあの子に会いに行くためのものでしたが。
それが叶わぬと思った途端、なにもする気がおきませんでした。
地元の友達と久しぶりに連絡を取って遊ぼうと思っていたのに
全ての気力が萎え、ほぼ1週間の帰省中、私はほとんどを家で眠って過ごしました。
「もしかしたらひょっこり帰ってくるかもしれない」
「どうせ逝ってしまうなら看取ってやりたかった」
どちらも私の中に同居している気持ちで。
アホみたいに、九州から私を探しに海を渡って旅をしているのかも、なんて思うたりな。
体の真ん中に空いた空洞のように。
今日まで泣いてなかったんです、私。
ただただ信じられない気持ちと、天国で安らかにと言う気持ち。
実家から元気いっぱいだったころのあの子の写真を持って帰ってきましたが、心底受け入れてなくて。
この夢で。泣きながら目覚めました。
気持ちに蓋をして、家族や友の前では平静を装っていましたが、心の一部分が死んでしまったような気がしています。
引っ越して一人になって、本当に良かったと思っていますが。
あの子を残して家を出たこと。これだけが心残り。
心配すると思った両親も帰るまで知らせてくれなかったからと言って、今もまだ元気な姿で迎えてくれると思っていた浅はかな私。

こんなにツライなら。
もう愛したくない。一緒にいたくない。

あの子を偲んで、家族で話をしましたが。
楽しい思い出、困った思い出、病院に行った事、ネコにかじられたこと。
思い出せばきりがない。忘れてしまうには重すぎる。
罰を受けるべきなのでしょう、私は。こんなに愛しているのにあの子を捨てて家を出たのですから。

怖い夢も見るんです、最近。部屋の中に霊的なナニかを感じる。
金縛りとか、ナニかがいる気配とか。
枕もとに刃物を置いて寝るといいと、祖母が教えてくれました。
カッターナイフの刃をしまって枕の下に敷いて寝ました。
翌朝、5センチほど刃が出た状態で、枕の横においてありました。
記憶にありません。危ないからと思ってわざわざ枕の下に敷いたのに。
愛するものの霊なら、怖くないって本当ですか?

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